世界の最新トレンドの1つにダイバーシティという言葉あります。一方、日本ではようやくダイバーシティという考え方が流行りつつあります。しかし、ダイバーシティをもつことこそ、これからの日本人、日本企業、日本に必要なことなのです。
インターネットの登場や技術の進化によりヒト・モノ・カネの移動の自由が加速されています。世界がグローバルフラットネスに向かう中、仕事でも遊びでも小さな日本だけではなく、でっかい世界を見据えれるチャンスが広がっています!
そこで、日本人が、日本企業が、日本が世界に適応するために必要なのが「ダイバーシティ」なのです。そこで、今回はダイバーシティとは?というところから、なぜ日本は世界に比べてダイバーシティが遅れているのか、世界と日本のダイバーシティについてまとめました!
ダイバーシティとは?
ダイバーシティとは直訳すると「多様性」の意味を表します。多様性とはつまり「幅広く性質の異なるものが存在すること」「相違点」のことです。人間世界はダイバーシティで溢れています。世界には異なる人種や言語、文化、宗教、価値観、ライフスタイルで溢れています。
21世紀の世界トレンド「ダイバーシティ」
20世紀までは世界でもダイバーシティに対して排他的な考えが強かったように見えます。ドイツの独裁政治などに象徴されるように自国主義、同一民族主義が世界で広がり、20世紀は戦争の時代となりました。しかし、戦争の終了とともにそのような独裁政権が壊滅したことで世界は自国主義や同一民族主義からの解放に向かいました。欧州は欧州連合の登場により欧州という単一市場になり、ビザ無しでの他国への移動の自由も広がりました。
交通インフラの点では、特に21世紀に入ってから格安航空会社(LCC)の登場により、今までは考えられなかったような低料金での大陸を超えた移動が可能となりました。その背景には技術進化があります。低燃費での飛行や各国・都市の国際交通インフラ環境の進化が割安での移動を実現させました。移動にかかる料金が安くなれば、もちろん移動する人は増えます。より、日本にも観光客は増え、2014年に比べて2017年の訪日観光客数は3倍の3000万人近くになりました。
ヒトやモノの国境を超えた流動性の工場に加えて、インターネットの正解的な普及や、仮想通貨などの世界共通通貨などの登場であったり、海外送金の向上が世界ビジネスを加速させます。
今後、グローバルフラットネスナ社会に向かう中で、今まで以上に多様な文化や人種、宗教やライフスタイルとの接点が増える中で、「違い」を排他するのではなく、ダイバーシティ(多様性)を持つことこそが多様に触れる上で必要不可欠なことであり、グローバルビジネスを加速させるために必要なことであり、世界のトレンドなのです。
ダイバーシティなき世界に生まれる問題とは?
では、よりダイバーシティの必要性を理解していただくために、「もしグローバルな世の中でダイバーシティがなかったら」ということを考えてみましょう。グローバルなビジネスが加速するということが他国の多人種で多文化を持つ人が、他国の多人種で多文化を持つ人の集まる市場にアクセスできる用になることを表します。
もっとわかりやすく言うと、日本の製品を中国で売るって感じです。でも、日本と中国は人種も文化も違いますよね?例え、中国という市場にアクセスしやすくなったとしても中国人のことを理解していなければ需要が合っても売れることはありませんし、ビジネスとして拡大することも不可能です。
また、他国でビジネスを拡大することになれば仕事場もおそらくグローバルになります。その際には、他国の人と仕事をする機会も増えます。もし多様な文化を受け入れることができなければ(ダイバーシティがなければ)、マーケット理解もできず現地の人とも馴染むことができません。ダイバーシティを持たないことは、世界がグローバルフラットネスに向かう事に逆流することを意味しているのです。
日本での「ダイバーシティ」
日本は歴史的に見ても多様に寛容であるとは言い切れない国です。もともと島国であることも影響しているのかもしれませんが、江戸時代には鎖国をしていたことや第二次世界大戦中に保守的な自国主義体制を取っていたことからもわかるように多様に寛容であるとは言い切れないのです。
戦後も国内の人口増加に伴い、国民の力で国内産業を発展させた意識が強く、海外との取引をするのは一部の大手企業だけでした。加えて島国であるため、他国の文化が入ってきづらく、外国人旅行客との距離も近くはありませんでした。
しかし、今後人口は減少に向かい、国内市場が縮小に向かう一方、日本の生き残る道として個人としても企業としてもグローバル展開命題になる今、ようやく企業もダイバーシティに力を入れるとともに、国自体も学生の留学等に積極的になったのです。
まとめ
グローバルで活躍できるチャンスは誰にでも広がっています。だからこそ、世界で通用する英語を身につけることはもちろん、旅や旅行を通して若いうちに多様な文化に触れダイバーシティを身につけることが、めちゃくちゃ大事なのです!!多様な視点を持つことこそが世界で求められていることなのです。
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