最近日本でもファスティング(断食)は健康にいい言うことではやっています。ファスティングというよりデトックスという言葉を聞くとしっくり来る方もいるかもしれません。体の中に蓄積されている悪物質を短期的な断食によりデトックスし、健康な状態を取り戻すことは特に女性の間で流行っています。
デトックス文化はイスラム教の「ラマダン」という断食文化に起源していたのはご存知でしょうか?今回はイスラム教の「ラマダン」についてのルールや期間を徹底解説しつつ、健康を目指す人は絶対に知りたいデトックスについて解説していきます!
イスラム教の断食文化「ラマダン」とは?
Wikipediaによるとラマダンは以下のように解説されています。
「ラマダーン」を、断食のことと誤って捉える人も少なくないが、ラマダーンとは、あくまでもヒジュラ暦における月の名である。ただし、ラマダーンという言葉が断食を今日では意味することも増えてきている。
イスラム暦で9月を意味するラマダーンに、コーランが預言者ムハンマドに啓示され、イスラム教徒にとって、ラマダンは「聖なる月」となった。
この月において、ムスリムは日の出前から日没にかけて、一切の飲食を断つことにより、空腹や自己犠牲を経験し、飢えた人や平等への共感を育むことを重視する。また共に苦しい体験を分かち合うことで、ムスリム同士の連帯感は強まり、多くの寄付や施しが行われる。
断食中は、飲食を断つだけではなく、喧嘩や悪口や闘争などの忌避されるべきことや、喫煙や性交渉などの欲も断つことにより、自身を清めてイスラム教の信仰心を強める。
ラマダンって何?って友だちに聞いた所、預言者ムハンマドがイスラム教徒たちへ「神への祈りとして断食をしなさい」とお告げをしたそうです。断食をすることが身体だけでなく精神へも良い影響を与えるとムハンマドは教えているそうです。
僕の勝手な解釈になりますが、「ラマダン(断食)」を行うことで身体のデトックス効果はもちろん、普段当たり前のように食べることができている食事への感謝をおぼえることができ、精神的にも豊かになれるのではないかと考えています。
ラマダンの期間は?
1年に一回イスラム教徒は約1ヶ月のラマダンを行います。2018年は5月15日(火)より6月14日(木)までとなります。
イスラム教徒の人は日の出から日没までの時間を断食することになり、マレー系の飲食店は営業時間を短くしたり閉店する場合もあります。そのため、日没後のショッピングモール、フードコート、ファーストフードはイスラム教徒の人々で溢れかえるので注意が必要です。
ラマダンのルールは?
飲食は基本的に禁止
ラマダンとは断食を伴う修行ですので、基本的にはもちろん飲食は禁止です。しかし、約1ヶ月の間ずっと飲まず食わずでというわけではなく、期間中の日の出から日没までの時間に限ります。平均的には、朝5時半前後から夕方の5時前後までが飲食が禁止の時間のため、ラマダンの時間外は飲食店は人であふれかえるそうです。
ラマダン(断食)に参加できる人
参加できる年齢いついては?
ラマダンには飲食以外のの禁止事項もある?
ラマダンにおいて、飲食以外にも禁止されていることがあります。それは喫煙や性行為です。飲食と同じく日の出から日没の間は禁止だそうです。また、善人であれという教えが強く、人への親切心を重んじたり、他人へ物を施したりなど、おごる行為も盛んになります。
そして、この期間のうわさばなしや、悪口は最大の罪とされ、死んだ兄弟の肉を食べる行為にふさわしいほど、恥ずかしい行いとされています。
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